LIFE DRIPPER

「くらしのしずく」-日々のくらしから抽出された発見やアイディア-をお届けします

パイレーツ・オブ・カリビアン3部作の機械仕掛け的アクションと物語

3部作と4作目

パイレーツ・オブ・カリビアンの5作目が公開された。

そのタイミングで4作目までがテレビで放映されたので、復習をかねて全作を見直しました。5作目を観る前に、4作目までの感想をメモしておこうと思う。

1から3作目までの「呪われた海賊たち」「デッドマンズ・チェスト」「ワールド・エンド」は物語のつながりがある3部作となります。

世間の評価と変わらないと思うけど、やはり3部作が圧倒的に面白い。4作目の「生命の泉」が駄作というより、3部作が面白すぎるのだ。4作目で物語が変わってしまっただけではない。

3部作と4の大きな違いは、アクションではないだろうか。

ピタゴラ装置的なアクション

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映画鑑賞日誌『LOGAN/ローガン』

X-メンシリーズをまるで知らないのに、前評判の高さと監督がジェームズ・マンゴールドだったので、『LOGAN/ローガン』を観た。

X-メンシリーズの知識がなくても十分楽しめます。ただ知っていればもっと感動したかも。ファンの方には、号泣ものかもしれません。

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「素晴らしき哉、人生!」と「パーフェクト・ワールド」、人生を肯定する映画

質問「好きな映画は?」への対策

聞かれると困る質問は結構あって、例えば「好きな食べ物」。好き嫌いがないから結構困る。

同様に、「好きな映画は?」も困る質問の1つだ。

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素敵デザインの買い物袋アーカイブ

捨てられない素敵な買い物袋

なかなか捨てられないもののひとつに、買い物袋があります。
デザインのいいものは贈り物をするときに使えるかもなんて思って、ついとっておいてしまう。

それが長年に渡ってクローゼットに溜まってしまったので、一気に処分することに。

とはいえ、お店やメーカーにとって買い物袋も広告的な意味合いもあるだあるだろうから、あらためて見ると素敵なデザインのものばかり。ただ捨ててしまうのはもったいない。これらをデザインしたデザイナーさんに敬意を表し、一部をアーカイブしておきます。

ちなみに、買い物袋は専門用語でショッパー(shopper)というらしいです。

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鎌倉の近代美術館の閉館は惜しい

神奈川県立近代美術館閉館

2016年1月で閉館してしまうそう。建物自体は保存されることになりましたが、美術館としての役割は終えてしまうとのこと。 今後の使い道は決まっていないようですが、一般公開して、誰もが中に入れるようにして欲しいです。

クールな外観も素敵ですが、なんと言っても内部空間が素晴らしいのです。テラスの部分では映画『ノルウェイの森』のロケ地にもなりましたよね。

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プレゼン資料や書類を見やすく・読みやすくする4つのデザイン基本原則

『ノンデザイナーズ・デザインブック(フルカラー新装増補版)』をおすすめ

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

 

これを読んだのは、去年だか、一昨年。デザインナーにとっては「基本のき」レベルのことでしょうが、素人には「なるほど、タメになる」という知識にポイントをしぼっていて、図解も豊富。良書でした。

(私がおすすめするまでもなく、知る人ぞ知るロングセラーの良書なのですが。)

これを読んで実践すれば、格段に見やすく・読みやすい資料や書類ができるはずです。

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包容力が半端ない、癒やしのブラジル音楽。しとしと雨が似合うサウダージな名曲

何度聴いても聴き飽きない

去年、偶然聴いて、一発でハマりました。何度聴いても飽きない。なんというか、声の包容力が半端ないのです。癒されます。

はじめて聴いたのが6月だったからか、個人的には梅雨が似合う気がする。しとしと降る雨が似合う切ない感じ。ポルトガル語だと「サウダージ」と言うのでしょうか。「アンニュイ」とは違いますね。

雨の日にこれを聴くと、まあ雨もいいかなって思えてくる。むしろ小雨がうれしくなる。そんな曲。

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マッドがMAXじゃなかった『マッドマックス怒りのデス・ロード 2D』

2D版の感想です

マッドマックス怒りのデス・ロードを観たので、感想を書いておく。 近所の映画館では3D版が上映終了していたので、2D版の感想です。

マッドマックスシリーズは1、2は観ているはずなのに、なぜかほとんど記憶に残っていないし、今回の『マッドマックス怒りのデス・ロード』を観た今、あらためて観なおそうという気も起きないので、シリーズものとして、本作がどうだったかは触れません。

派手なわりに退屈

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江ノ電に乗って極楽寺駅で降りれば綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの四姉妹と普通にすれ違いそうと思わせる|是枝監督『海街diary』評

是枝裕和監督の新作『海街diary』を観ました。おすすめなので、ブログに感想を書いておきます。

海街diary (小学館文庫)

海街diary (小学館文庫)

 

↑これはノベライズ本

CMで見るような彼女たちの姿はない

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アニメ映画『百日紅』評|江戸の「気配」を表現するアニメーション

葛飾北斎(声/松重豊)の娘お栄(声/杏)を主人公としたアニメ映画『百日紅』を観ました。なかなか面白かったので、感想を書いておきます。

原作は杉浦日向子の同名マンガです。こちらは読んだことありませんが、映画を観て原作も読んでみたくなりました。原作も読んだら感想を投稿したいと思います。

さて、当然ながら、映画の楽しみ方はいろいろです。

鑑賞前の認識では、本作は「男社会でのお栄の活躍、男勝りな生き方」か「家族愛」を謳ったものだと思っていた。なぜって、宣伝がそういう感じだったから。

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