自己啓発系の本をよく読むけどうさんくさく感じている人におすすめ
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脳トレとは違う
自己啓発系の情報や本をよく読むけど、なんとなくうさんくさく感じている人におすすめの本です。
自分の力を最大限に発揮する! 脳のトリセツ (DO BOOKS)
- 作者: 菅原洋平
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ベストセラーになった『あなたの人生を変える睡眠の法則』の著者菅原洋平が書いた本です。
「潜在意識を引き出す」とか脳トレ的なものとかとはちょっと違います。
脳に関する本だと聞くとなんとなく内容が想像できますが、本書は冒頭でそのイメージを裏切ります。
似非科学やSFの影響か、脳は体のどの部分よりも重要、脳がすべて、脳=私自身、すべては脳の能力次第……こんなイメージをもっていないだろうか?
しかし著者は「脳は内臓の1つにすぎません」と言う。そして、「自分の脳に対して、期待を寄せすぎていませんか?」とも。
脳も胃や腸と同じ内蔵だ。
私たちは、自分の胃や腸に関しては、どうなれば調子悪くて、普段からどんなことに気をつける知っていますよね? 脳に関しても、その「取扱説明書=トリセツ」があり、それを知っておくべきなのです。
私たちは胃に対する「腹八分目」、肝臓に対する「休肝日」というそれぞれの臓器を健康に維持する知識をもっているが、それと同じような意味で脳の力を発揮させる知識が書いてある。
このあたりが他の自己啓発系の本とは違う点だと思う。
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頑張っても報われないのはその「頑張り」のせいかもしれない
だから、脳をもっと使おうとは言わない、むしろ逆、脳の無駄使いをやめよう、と著者は言う。
私たちの脳には、能力が高くなるほど、使われる部位が限定されていく、という原則があります
つまり、仕事ができる人は脳をより使っていて、仕事ができない人は脳を使っていない、と言うのは偏見で、仕事ができる人ほど脳を使っていない。効率的に使っていて、仕事ができない人ほど非効率的に無駄に脳を使っているということ。
無駄をなくすための方法が本書には書いてあります。
作業療法士の著者が普段のリハビリの現場で得た方法論なので、うさんくさくなく、とても説得力があります。
頑張っているのに報われないと感じている人におすすめです。
報われないのは、その「頑張り」という非効率的で脳の無駄使いのせいかもしれません。
菅原洋平の本 こちらもおすすめ
思いつきで行動してしまう脳と考えすぎて行動できない脳 頭の使い方を少し変えたら、自分の弱みが武器に変わった!<思いつきで行動してしまう脳と考えすぎて行動できない脳>
- 作者: 菅原洋平
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: Kindle版
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