「面倒くさい、先延ばし」してしまう怠け者からの卒業
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怠け者は変われるか?
あれやろう、これやろう、と思い浮かぶのですが、ついつい先延ばししてしまう。
面倒くさいって思ってしまったり、どうせうまくいかないからと思ってしまい、結局手を付けずに先延ばし。
タスクリストは増えていく一方。減っていかない。そんな自分にうんざりする。
私だけでなく、こういう方多くいるのではないかなと思う。
なので、最近はこの手の本をよく読んでいる。 たとえば、前回別の記事でも書いた。
今回はまた別の本を読んだので紹介。これはおすすめです。
タイトルが「めんどくさがる自分を動かす技術」。今の自分にぴったりすぎて、思わず手がのびた。
kindle版はこちら。今すぐ読めます。
行動科学マネジメントとは
著者は行動科学マネジメントの専門家の方だそうです。
プロローグにこう書いてあります。
意志の力で行動するーー誰もが当たり前のように感じているかもしれませんが、専門家の私たちから見ると、実はとてもレベルの高いことなのです。 (中略)
「気合」や「根性」だけで毎日早起きを続けられる方が、むしろ奇跡に近いのです。 (中略)
そこで行動科学マネジメントでは、「意志の力だけでは、人間は動き出せない、続けられない」ということを大前提にしています。
ここを読んで、これだって思いました。さらに装丁にはこう書いてあります。
なかなか動き出せないのは、意志が弱いからではありません! 「自分を正しく動かすコツ」を知らないだけなのです。
こんなこと書かれたら、騙されたと思って読んでみようってなりますよね。
精神論で自分を否定しない
「気合」「根性」がないとか、「気持ちがたりない」とか、「行動力がない」とか、わかるようでわからない言葉で批判されたり、自分を否定する必要はないってことではないか。
では、本書でいう「気合」「根性」ではない、「技術」とはなにか?
人が自然と行動したくなってしまう環境や仕組み
本書は、この環境作り、仕組み作りのアイディア集という感じです。精神論ではないので、すっと頭に入ってきます。
ひとつひとつの具体的なアイディアは本書を読んでみてください。本の構成やイラストがわかりやすく、読みやすいです。
この環境・仕組みのエッセンスの一部を、備忘録の意味をかねて、紹介しておきます。
- 目標へのステップを細分化する。「これならできそう」と思えるところまで細分化すると達成への道のりが見える化し、かつ続けていくハードルが下がる。
- 報酬による行動強化。やったら何かご褒美をあげる。これは動物と一緒。人間もご褒美があると「やってみよう」「またやろう」となる。
完璧主義ゆえに行動できない人
あと読んでいて大事だなと思ったことは、目標や細分化した目標は具体的なものにするということです。
「ちゃんとやる」、「しっかりやる」、「一生懸命やる」という客観的に評価できない目標設定はしないということです。
他人に指示をだすときのように、自分自身にも具体的な目標設定をすること。
本書の最初に「動けない人の主なタイプ」というのがあります。
- 完璧主義タイプ
- 現実逃避タイプ
- 自信過剰タイプ
- 分析思考タイプ
- 承認欲求タイプ
この中の、完璧主義でなかなか動けない人にとっては、「具体的な目標設定」は大事だと思います。私は若干完璧主義で、やる前から完璧を思い描いてしまうので、はじめの一歩がでなくなってしまう。やっても不十分なものになってしまうのならやっても意味がないと思ってしまう。
ひとまず実行の有無。成果の評価は切り分けてみる
私は「具体的な目標設定をする」ということを、極論「やったか、やらなかったか」というレベルまで切り詰めて考えようと思った。やった結果の良し悪しは、評価から外す。完璧主義の人は、結果の良し悪しまで事前に想像してしまうと動けなくなるから。最初から完璧なものを想定してしまうと、足がすくんではじめの一歩がでなくなる。
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「どうせうまくいかないからやらない」から脱出する
結果がどうであれ、実行したらそれだけで100点。
最近の私は「成果ではなく、実行こそ癒やし」だと思うようにしている。結果の評価は切り離して考える。成果がでなきゃ意味が無いのは確かにそうですが、それはまだ先、次の段階の話。
本書の最後にこうあります。
目標達成がうまい人は、自分で人生を操縦する楽しさを味わっています。そして、その楽しさが味わいたくて、次の目標に挑んでいます。つまり、好循環の中に身を置いているのです。
まだまだこの状態には程遠いですが、この意味は最近わかるような気がします。