おすすめ本『ゴダール的方法』| ゴダールに学ぶ世界のミキシング術(平倉圭著、インスクリプト)
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著者
1977年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門は芸術論、知覚論。美術家としても活動をおこなう。現在、横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程講師。
出典:amazonサイト著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
感想
もちろんすべてではないが、ゴダールついての批評や書籍をいくつか読んできた。その中で本書は独自の位置にあるのが面白い。
まず2つのわだかまりから解放してくれる。
- ヌーヴェル・ヴァーグの始祖とも言える批評家バザンの写真映像の存在論とゴダールの距離
- ゴダールのときに荒唐無稽な強弁の論理
映画『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』(アルノー・デプレシャン監督)──ピカソのキュビズム絵画のような
デプレシャンの新作
フランスの映画監督アルノー・デプレシャンの新作です。
デプレシャン監督ってどのくらい知名度があるのかわからないけど、『そして僕は恋をする』とかが一番有名なのかな。
本作で言うと、主演のベニチオ・デル・トロ、そしてデプレシャン映画の常連でハリウッド映画にも出るようになったマチュー・アマルリックという名前をあげたほうが、一般にはひっかかりがいいかもしれない。
続きを読むおすすめ本『現実脱出論』(坂口恭平著/講談社現代新書)─ あなた自身の「けもの道」を創造せよ
おすすめ本『合コンしようぜ! 広告代理店マン バブル狂騒曲』─通勤時にサクッと読むのに最適なユーモアノベル
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知人の元大手広告代理店マン関口氏がバブル時代の広告業界の内情と合コンの日々を実体験をもとにノベル化したものです。
著者の関口氏の手書きの原稿を読ませて頂き、たいへん面白く、バブル時代の風俗史としての価値もある。多くの人に読んでほしい、このまま埋もれてしまうのはもったいないと思いました。
しかし出版社へのコネがあるわけでもない。 そこで、amazonのKindleダイレクトパブリッシングを利用すれば多くの読者に読んでもらえると考え、私が原稿のデータおこしからamazonKDPへの登録手続きなど裏側をお手伝いさせて頂くことになりました。
今回はそれを紹介させて頂きます。
プロデュースした私が言うのも手前味噌ですが、大変おもしろい内容になっています。 プロの書き手ではないですが、ひとつひとつのエピソードがバカバカしく、おもしろい。そしてなんと言ってもすべてが実話! ゆえにバブル時代の資料としての価値もあるのではないかと思っています。