パイレーツ・オブ・カリビアン最後の海賊の微妙な感想。これはこれでまあ楽しめる
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パイレーツ・オブ・カリビアンの5作目「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」を観た。
4作目までの感想はこちら
3作目までの3部作は好きだったが、4作目がいまいちだったので、5作目はどうなるかと思ったが、なかなか面白かった。
ストーリーや世界観は、今までのとつながりがあるが、ただテイストは違うという印象。4作目には出てなかったオーランド・ブルームやキーラ・ナイトレイが出てくるので、だいぶストーリーは続き物なのだが、何かテイストが違う。嫌いではないが、違う。
どう違うかうまく説明できないのが申し訳ないが、ひとつ大きな違いを挙げると、ジャック・スパロウのキャラクター。今まであった道化的な部分が強くなった。5では剣を振り回し闘うことが少なくなった。5だけ観ると機知を使って逃げ回る道化的なキャラに見えるかもしれない。
3部作の面白さを再びという気持ちで観に行くと、期待は裏切られるかもしれない。
個人的には5は5で面白かったという感想。
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今までのとは違う物理法則を無視したアクションは見ごたえがあった。冒頭のだんじり祭りみたいなシーンやギロチンのシーン、ラストの海の裂け目での錨のシーンなど、行き過ぎた荒唐無稽なアクションが本作の醍醐味だと思う。
それにしても、いろいろツッコミどころのある作品だった。
今回の宝は「ポセイドンの槍」というものだったが、これですべてが解決してまうような強力なアイテムで、じゃあ今までの4作の冒険は何だったんだと思ってしまった。
ヒロインが天文学学者で、宝を見つけるために重要な天文学の知識を持っている存在なのだが、それ以外は天文学学者であることが全く活かされていない。学者らしい知識や機知で難局を乗り越えるシーンがあってもよかったと思う。
エンディングロールのあとに、思わせぶりなシーンがあるので、どうも続編がありそう。最後の最後まで席を立たないほうがよいですよ。
続編の監督は、再び3部作のゴア・ヴァービンスキー監督になってほしいなあ、と無理そうな希望を抱いている。
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