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映画鑑賞日誌『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

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マクドナルドの創業期を映画化したもの。

マクドナルドを創業したのはマクドナルド兄弟。しかし今のようにでかくしたのは、しがないセールスマンだったレイ・クロック(マイケル・キートン)。

映画だから誇張しているだろうけど、このレイ・クロック、実に怪しい。いや実際のほうがもっと怪しかったのかも。

あれよあれよという間に、マクドナルドを乗っ取ってしまう。

観ていて、えげつないなあ、と思った。これがアメリカンドリームなのか? 

いやむしろ、「ナイーブ過ぎる、これがビジネスってもんだよ」って言われてしまうかも。

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とにかく善悪は置いといて、徐々にマクドナルドがレイ・クロックのものになっていく過程は実にスリリングです。

今ではマクドナルドの創業者はレイ・クロックということになってしまっているけれども、0を1にしたマクドナルド兄弟もすごい。今のようなすばやく調理しお客を待たせない仕組みを作ったのです。開業した1950年代からです。

悪者のように見えるレイ・クロックは、拡大する戦略をもっていたわけで、たんに乗っ取ったずるい奴というわけではない。

よく言うように、0を1にする能力と、1を100や1000にする能力は別なのかもしれません。

一介の労働者にはガツンとくる映画ですが、今の時代このくらいのビジネスのえげつなさはいい薬になるかもしれません。

観終わったあと、マクドナルドを食べたくなりますよ。私はマクドナルド兄弟に敬意を払いながら食べました。

それにしてもマイケル・キートンの映画ははずれが少ない。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)

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