LIFE DRIPPER

「くらしのしずく」-日々のくらしから抽出された発見やアイディア-をお届けします

鎌倉の近代美術館の閉館は惜しい

神奈川県立近代美術館閉館

2016年1月で閉館してしまうそう。建物自体は保存されることになりましたが、美術館としての役割は終えてしまうとのこと。 今後の使い道は決まっていないようですが、一般公開して、誰もが中に入れるようにして欲しいです。

クールな外観も素敵ですが、なんと言っても内部空間が素晴らしいのです。テラスの部分では映画『ノルウェイの森』のロケ地にもなりましたよね。

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プレゼン資料や書類を見やすく・読みやすくする4つのデザイン基本原則

『ノンデザイナーズ・デザインブック(フルカラー新装増補版)』をおすすめ

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

 

これを読んだのは、去年だか、一昨年。デザインナーにとっては「基本のき」レベルのことでしょうが、素人には「なるほど、タメになる」という知識にポイントをしぼっていて、図解も豊富。良書でした。

(私がおすすめするまでもなく、知る人ぞ知るロングセラーの良書なのですが。)

これを読んで実践すれば、格段に見やすく・読みやすい資料や書類ができるはずです。

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包容力が半端ない、癒やしのブラジル音楽。しとしと雨が似合うサウダージな名曲

何度聴いても聴き飽きない

去年、偶然聴いて、一発でハマりました。何度聴いても飽きない。なんというか、声の包容力が半端ないのです。癒されます。

はじめて聴いたのが6月だったからか、個人的には梅雨が似合う気がする。しとしと降る雨が似合う切ない感じ。ポルトガル語だと「サウダージ」と言うのでしょうか。「アンニュイ」とは違いますね。

雨の日にこれを聴くと、まあ雨もいいかなって思えてくる。むしろ小雨がうれしくなる。そんな曲。

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マッドがMAXじゃなかった『マッドマックス怒りのデス・ロード 2D』

2D版の感想です

マッドマックス怒りのデス・ロードを観たので、感想を書いておく。 近所の映画館では3D版が上映終了していたので、2D版の感想です。

マッドマックスシリーズは1、2は観ているはずなのに、なぜかほとんど記憶に残っていないし、今回の『マッドマックス怒りのデス・ロード』を観た今、あらためて観なおそうという気も起きないので、シリーズものとして、本作がどうだったかは触れません。

派手なわりに退屈

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江ノ電に乗って極楽寺駅で降りれば綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの四姉妹と普通にすれ違いそうと思わせる|是枝監督『海街diary』評

是枝裕和監督の新作『海街diary』を観ました。おすすめなので、ブログに感想を書いておきます。

海街diary (小学館文庫)

海街diary (小学館文庫)

 

↑これはノベライズ本

CMで見るような彼女たちの姿はない

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アニメ映画『百日紅』評|江戸の「気配」を表現するアニメーション

葛飾北斎(声/松重豊)の娘お栄(声/杏)を主人公としたアニメ映画『百日紅』を観ました。なかなか面白かったので、感想を書いておきます。

原作は杉浦日向子の同名マンガです。こちらは読んだことありませんが、映画を観て原作も読んでみたくなりました。原作も読んだら感想を投稿したいと思います。

さて、当然ながら、映画の楽しみ方はいろいろです。

鑑賞前の認識では、本作は「男社会でのお栄の活躍、男勝りな生き方」か「家族愛」を謳ったものだと思っていた。なぜって、宣伝がそういう感じだったから。

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webサイト制作現場の教科書にしたいくらいの良書をご紹介

おすすめ本

Webデザイン・コミュニケーションの教科書

Webデザイン・コミュニケーションの教科書

 

kindle版はこちら。今すぐ読めます。

Webデザイン・コミュニケーションの教科書

Webデザイン・コミュニケーションの教科書

 

著者

株式会社ツクロア /秋葉 秀樹 / 秋葉 ちひろ

感想

とてもいい本です。 タイトルの「Webデザイン・コミュニケーション」には二つの意味が込められています。

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『かぐや姫の物語』(ジブリ、監督高畑勲)のストーリーどうなの?(ネタバレあります)

かぐや姫の物語』を観た

ついに『かぐや姫の物語』がテレビで放映されたので、録画しておいたのを観た。

世間でも微妙な反応があるようだが、ぼくも同じく微妙。

水彩画のような画、自然の描写、鳥や虫など背景音などはほんと素晴らしかった。とくに淡い色合いは素敵。ぼくは好きだ。 人物の動作や表情のアニメーションの演出も好きだ。宮﨑駿とまた違った良さがある。着物が舞うシーンがたくさんあるが、とても素晴らしかった。

そう評価しつつ、やはり微妙なのはストーリー。観終わったあと、居心地の悪くなったのはぼくだけではないのではないだろうか?

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おすすめ本『ゴダール的方法』| ゴダールに学ぶ世界のミキシング術(平倉圭著、インスクリプト)

おすすめする本

ゴダール的方法

ゴダール的方法

 

著者

1977年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門は芸術論、知覚論。美術家としても活動をおこなう。現在、横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程講師。
出典:amazonサイト著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

感想

もちろんすべてではないが、ゴダールついての批評や書籍をいくつか読んできた。その中で本書は独自の位置にあるのが面白い。

まず2つのわだかまりから解放してくれる。

  1. ヌーヴェル・ヴァーグの始祖とも言える批評家バザンの写真映像の存在論とゴダールの距離
  2. ゴダールのときに荒唐無稽な強弁の論理
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『ルパン三世 カリオストロの城』の面白さについて考えてみた

あらためて観ると、やっぱすごい

金曜ロードSHOWで『ルパン三世 カリオストロの城』をやっていたので、なんとなく観ていた。
なんとなくなのは、もう何度も再放送されていて、何度も観ていたから。 ラストの有名な感動シーンばかりが記憶に残っていたが、ぼくも大人になりました。
あらためてしっかり観ると、すごいなってことがよくわかる。感心しっぱなし。うなりっぱなし。

  • アクション
  • 疾走感
  • スラップスティック
  • 荒唐無稽さ
  • ハードボイルド
  • ご都合主義
  • お約束
  • 無国籍さ
  • ギャグ
  • 小道具のギミック
  • 変装・偽装
  • ロマンス
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