LIFE DRIPPER

「くらしのしずく」-日々のくらしから抽出された発見やアイディア-をお届けします

本・映画・アート

エドワード・ヤン『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』と『台北ストーリー』を観て

2017年、エドワード・ヤンの生誕70年没後10年ということで、あの『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』がデジタル・リマスターで蘇った。それに合わせてか、初期作『台北ストーリー』が日本初公開された。 『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』は以前、ショ…

映画鑑賞日誌『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

マクドナルドの創業期を映画化したもの。 マクドナルドを創業したのはマクドナルド兄弟。しかし今のようにでかくしたのは、しがないセールスマンだったレイ・クロック(マイケル・キートン)。 映画だから誇張しているだろうけど、このレイ・クロック、実に…

映画鑑賞日誌 『散歩する侵略者』(黒沢清監督)をおすすめする

冒頭数分で観る者を圧倒する恒松祐里 『散歩する侵略者』(黒沢清監督)を観た。 前作の『クリーピー』がいまいち好きではなかったが、本作は好きだ。 冒頭の数分で、圧倒される。たった数分で、これはすごいことになるぞと期待させることはなかなかない。

パイレーツ・オブ・カリビアン最後の海賊の微妙な感想。これはこれでまあ楽しめる

パイレーツ・オブ・カリビアンの5作目「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」を観た。 4作目までの感想はこちら

パイレーツ・オブ・カリビアン3部作の機械仕掛け的アクションと物語

3部作と4作目 パイレーツ・オブ・カリビアンの5作目が公開された。 そのタイミングで4作目までがテレビで放映されたので、復習をかねて全作を見直しました。5作目を観る前に、4作目までの感想をメモしておこうと思う。 1から3作目までの「呪われた海賊たち」…

映画鑑賞日誌『LOGAN/ローガン』

X-メンシリーズをまるで知らないのに、前評判の高さと監督がジェームズ・マンゴールドだったので、『LOGAN/ローガン』を観た。 X-メンシリーズの知識がなくても十分楽しめます。ただ知っていればもっと感動したかも。ファンの方には、号泣ものかもしれません…

「素晴らしき哉、人生!」と「パーフェクト・ワールド」、人生を肯定する映画

質問「好きな映画は?」への対策 聞かれると困る質問は結構あって、例えば「好きな食べ物」。好き嫌いがないから結構困る。 同様に、「好きな映画は?」も困る質問の1つだ。

素敵デザインの買い物袋アーカイブ

捨てられない素敵な買い物袋 なかなか捨てられないもののひとつに、買い物袋があります。 デザインのいいものは贈り物をするときに使えるかもなんて思って、ついとっておいてしまう。 それが長年に渡ってクローゼットに溜まってしまったので、一気に処分する…

鎌倉の近代美術館の閉館は惜しい

神奈川県立近代美術館閉館 2016年1月で閉館してしまうそう。建物自体は保存されることになりましたが、美術館としての役割は終えてしまうとのこと。 今後の使い道は決まっていないようですが、一般公開して、誰もが中に入れるようにして欲しいです。 クール…

プレゼン資料や書類を見やすく・読みやすくする4つのデザイン基本原則

『ノンデザイナーズ・デザインブック(フルカラー新装増補版)』をおすすめ ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版] 作者: Robin Williams,吉川典秀 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ 発売日: 2008/11/19 メディア: 単行本(ソ…

包容力が半端ない、癒やしのブラジル音楽。しとしと雨が似合うサウダージな名曲

何度聴いても聴き飽きない 去年、偶然聴いて、一発でハマりました。何度聴いても飽きない。なんというか、声の包容力が半端ないのです。癒されます。 はじめて聴いたのが6月だったからか、個人的には梅雨が似合う気がする。しとしと降る雨が似合う切ない感じ…

マッドがMAXじゃなかった『マッドマックス怒りのデス・ロード 2D』

2D版の感想です マッドマックス怒りのデス・ロードを観たので、感想を書いておく。 近所の映画館では3D版が上映終了していたので、2D版の感想です。 マッドマックスシリーズは1、2は観ているはずなのに、なぜかほとんど記憶に残っていないし、今回の『マッ…

江ノ電に乗って極楽寺駅で降りれば綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの四姉妹と普通にすれ違いそうと思わせる|是枝監督『海街diary』評

是枝裕和監督の新作『海街diary』を観ました。おすすめなので、ブログに感想を書いておきます。 海街diary (小学館文庫) 作者: 高瀬ゆのか,吉田秋生,是枝裕和 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/05/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る…

アニメ映画『百日紅』評|江戸の「気配」を表現するアニメーション

葛飾北斎(声/松重豊)の娘お栄(声/杏)を主人公としたアニメ映画『百日紅』を観ました。なかなか面白かったので、感想を書いておきます。 原作は杉浦日向子の同名マンガです。こちらは読んだことありませんが、映画を観て原作も読んでみたくなりました。…

webサイト制作現場の教科書にしたいくらいの良書をご紹介

おすすめ本 Webデザイン・コミュニケーションの教科書 作者: 株式会社ツクロア,秋葉秀樹,秋葉ちひろ 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2014/09/15 メディア: 大型本 この商品を含むブログ (1件) を見る kindle版はこちら。今すぐ読めます。 Webデ…

『かぐや姫の物語』(ジブリ、監督高畑勲)のストーリーどうなの?(ネタバレあります)

『かぐや姫の物語』を観た ついに『かぐや姫の物語』がテレビで放映されたので、録画しておいたのを観た。 世間でも微妙な反応があるようだが、ぼくも同じく微妙。 水彩画のような画、自然の描写、鳥や虫など背景音などはほんと素晴らしかった。とくに淡い色…

おすすめ本『ゴダール的方法』| ゴダールに学ぶ世界のミキシング術(平倉圭著、インスクリプト)

おすすめする本 ゴダール的方法 作者: 平倉圭 出版社/メーカー: インスクリプト 発売日: 2010/12 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 41回 この商品を含むブログ (30件) を見る 著者 1977年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)…

『ルパン三世 カリオストロの城』の面白さについて考えてみた

あらためて観ると、やっぱすごい 金曜ロードSHOWで『ルパン三世 カリオストロの城』をやっていたので、なんとなく観ていた。 なんとなくなのは、もう何度も再放送されていて、何度も観ていたから。 ラストの有名な感動シーンばかりが記憶に残っていたが、ぼ…

『日本・スイス国交樹立150周年記念 フェルディナンド・ホドラー展』鑑賞記──「目が喜ぶ」絵画

スイスの巨匠ホドラーの大回顧展 2013年12月に国立西洋美術館『ホドラー展』に行ってきました。 なんだかんだとブログを書く暇がなく、そうこうしているうちに東京での開催は終了してしまいました。 公式サイトによると、このあと兵庫の県立美術館へと巡回す…

映画『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』(アルノー・デプレシャン監督)──ピカソのキュビズム絵画のような

デプレシャンの新作 フランスの映画監督アルノー・デプレシャンの新作です。 デプレシャン監督ってどのくらい知名度があるのかわからないけど、『そして僕は恋をする』とかが一番有名なのかな。 本作で言うと、主演のベニチオ・デル・トロ、そしてデプレシャ…

おすすめ本『糞袋』(藤田雅矢著、新潮社)──江戸を舞台にしたサイエンス・ファンタジー「誰もみな糞の詰まった糞袋」

おすすめする本 糞袋 作者: 藤田雅矢 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1995/12 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (5件) を見る

おすすめ本『歩く』 (ヘンリー・ソロー 著、山口 晃 翻訳)

おすすめする本 歩く (一般書) 作者: ヘンリー・ソロー,山口晃 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2013/09/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 著者 ヘンリー・ソロー 1827−1862年。アメリカの思想家・作家・博物誌家。ハーバード大学…

おすすめ本『現実脱出論』(坂口恭平著/講談社現代新書)─ あなた自身の「けもの道」を創造せよ

おすすめする本 現実脱出論 (講談社現代新書) 作者: 坂口恭平 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/09/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る kindle版はこちら。今すぐ読めます。 現実脱出論 (講談社現代新書) 作者: 坂口恭平 出版社/メー…

おすすめ本『合コンしようぜ! 広告代理店マン バブル狂騒曲』─通勤時にサクッと読むのに最適なユーモアノベル

おすすめする本 合コンしようぜ! エピソード?: 広告代理店マン バブル狂騒曲 作者: 関口 亘 発売日: 2014/11/18 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 知人の元大手広告代理店マン関口氏がバブル時代の広告業界の内情と合コンの日々を実体…

チューリヒ美術館展鑑賞記 ─ 近代美術ってフラットデザイン!?/本物でお勉強という贅沢

チューリヒ美術館展に行ってきた 場所 国立新美術館 概要 名前の通り、スイスのチューリヒ美術館の所蔵品の展示です。 副題「印象派からシュルレアリスムまで」とあるように所蔵品の中から、19世紀から20世紀にかけての作品を厳選したものだそうです。 美術…

映画『ジャージー・ボーイズ』をおすすめする理由 ─ 「人生という舞台から降りてはいけない」名匠にして名優イーストウッドの人生哲学

映画『ジャージー・ボーイズ』オフィシャルサイト 映画『ジャージー・ボーイズ』オフィシャルサイト 『ジャージー・ボーイズ』はこんな映画 先日、映画『ジャージー・ボーイズ』を観てきました。 すごく面白かったので、紹介します。

おすすめ本『カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方』

おすすめする本 人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方- (講談社+α新書) 作者: 小池一夫 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2010/01/21 メディア: 新書 購入: 12人 クリック: 99回 この商品を含むブログ (15件) を見る …

おすすめマンガ『はなしっぱなし』。五十嵐大介の自然への驚異の感受性。

少し前に、五十嵐大介『はなしっぱなし 上下巻』(河出書房新社刊)を読んだ。素晴らしかったので、書評めいたものを書こうと思う。私はマンガウォッチャーではないので、五十嵐大介については文化庁メディア芸術祭マンガ部門、日本漫画家協会賞受賞などのニ…

「そして人生は続く……されど」──漫画家あすなひろしと小沢健二のこと

「あすなひろし」という名をご存知ですか? 漫画家さんです。 ついこの間まで、知りませんでした。 note.muというサイトでも作品を発表しているのですが、 そこあるフォロワーさんのコメントで知りました。 てな経緯で、あすなひろしという名を知り、マンガ…